"QR Ware" は、
ファイルの中のデータから、QRコードを作成する。
QRコードの復号結果を、ファイルに書き出す。
ということを行うソフトウェアです。
サイズの点で、QRコードに格納できるものであれば、どういうデータでも、QRコードの中に格納することができます。
また、QRコードの復号結果がどのようなものであっても、ファイルに出力することができます。
"QR Ware" は、
QRコードの中に、任意の情報を格納し、QRコード形式で、保管、保存しよう。
ということを行うことを目的とするソフトウェアです。
たとえば、
他人には、見られたくないもの。
一見で、中身がわかってしまうと困るもの。
こういうものを、QRコードの中に格納して、
「一見で、中身がわかってしまう。」ということは防ごう。
こういう、いわば、
「QRコード化」によるスクランブル
というようなことを、一番、主要な目的と考えています。
また、
暗号文などのバイナリデータを、画像化して、画像として扱えるようにしよう。
というようなことを、その次の目的と考えています。
"QR Ware" は、
ふつうのQRコードリーダー的な使い方をする。
ということは、まったく想定していませんし、また、まったく、
ふつうのQRコードリーダー的な使い方をする。
というような作りにはなっていません。
"QR Ware" は、
カメラを使って、QRコードを読み取る。
という機能はまったく持っていません。
そのため、
紙面などに印刷されたQRコードを、カメラで読み取って、
カメラ経由で得られたQRコードの中身を読み出す。
こういう使い方をすることは、まったくできません。
また、たとえば、
復号結果を、『履歴』に表示する、保管する。
QRコードの復号結果が URL なら、その URL にジャンプする。
QRコードの復号結果が メールアドレス なら、メーラーを起動する。
こういうことは、今のところ、一切、行っていません。
"QR Ware" は、ふつうのQRコードリーダー的な使い方をするために使うには、
まったく向いていないソフトウェアです。
一般に、ふつうのQRコードリーダーが取り扱うデータというのは、
原則、URL など、公開することを目的としたデータです。
他方、"QR Ware" が扱うデータというのは、原則、秘匿対象です。
取り扱うデータの性質が真逆です。
QRコード化というのは、暗号化ではありませんが、"QR Ware" は、
QRコード化という、暗号化を行うソフトウェア
というように動きます。
ふつうのQRコードリーダーは、暗号ソフトのようには動きませんが、
"QR Ware" は暗号ソフトのようにしか動きません。
"QR Ware" と、ふつうのQRコードリーダーとは、別の分野のソフトウェアです。